
動画編集、ビデオ編集ソフトの選び方
無料、有料 どちらを選ぶ?
有料ソフトに引けを取らない機能をプラグインで実装できるAviUtlをはじめ、無料ソフトには優れたソフトがたくさんあります。導入コストを抑えられる点では非常に良いのですが、自分がほしい機能を導入、使えるようになるまでに時間がかかります。PCや動画編集についての最低限の知識があり、自分で情報をあつめて、試行錯誤をしながらすすめていける人は無料ソフトで始めてもよいと思います。動画編集をこれから始めようという方、経験はあってもしばらく使っていなかった方には、導入に時間をかけるより、動画編集そのものを学ぶことに時間を使ったほうがよいと思うので、有料ソフトをおすすめします。
おすすめ有料ソフト
Adobe Premiere Pro CC
CyberLink PowerDirector 17
比較的動作が軽いです。ファイルの書き出しスピードも同価格帯のソフトの中では一番速いです。機能的にも十分で、初心者から上級者までおすすめできるソフトです。モーショントラッキングを使った編集や、アクションカメラの機種に合わせたレンズ歪み補正など高度な機能も備えています。新バージョンのタイトル特殊エフェクトはおすすめです。
PowerDirector 17のレビューはこちら
Corel VideoStudio Pro 2018
ユーザーインターフェイスが初めての人にも馴染みやすく作られていると思います。中級者以上の方にはタイムラインの使い方など少し物足りない部分もあるかもしれません。動画編集を長く楽しみたい方は別のソフトのほうが良いですが、とにかく早く使い方をマスターして作品を作りたいという方にはおすすめのソフトです。
Apple Final Cut Pro X
プロ用の映像制作はPremiere Proにその座を譲ってしまいましたが、一般向けにシフトしたことにより、よりAppleらしい分かりやすく直感的なユーザーインターフェイスになったと思います。iPhone で iMovie を使って制作したプロジェクトをインポートできるのも良いですね。iPhone ユーザー で撮影した動画をMacで編集したいという方にはおすすめです。初心者から上級者まで満足できるソフトだと思います。
Adobe Premiere Elements 2018
数年前までは動きが重い、不安定などあまり良い印象がなかったのですが、最近のバージョンでは解消されましたね。むしろPro用に開発された機能をうまく初心者向けにアレンジして搭載しているなという印象です。ソフトからアクセスできるチュートリアルなども「やってみたい」と思わせる見栄えの良いものが多く、動画編集を楽しみながらすすめられる良いソフトに仕上がっていると思います。
Wondershare Filmora(フィモーラ)
タイトル、エフェクトなどの効果が洗練されているので、初心者でも今どきのかっこいい動画をかんたんに作ることができます。中級者以上の方には物足りない部分もあると思いますが、シンプルな分、操作も迷いにくいのでこれから動画編集を始める方におすすめです。商用利用でなければ、7,980円で永久にアップグレードできるというのもいいですね。別売りのエフェクト、素材もセンスの良いものが揃っています。
おすすめ無料ソフト
AviUtl
プラグインやスクリプトで拡張していくことで有料ソフトなみ、機能によってはそれ以上のこともできてしまうソフトです。基本的な動画編集機能はもちろん、モーショントラッキング、パーティクル、モーショングラフィックスなどの高度な機能も追加できます。mp4、mov、mpg、mkvなど入出力のファイル形式もプラグインで増やしていくことができます。自分が使いたい機能を揃えるまでに時間はかかりますが、それが気にならない方にはおすすめです。
まとめ
まずはメーカーサイトなどで情報を調べて、これはと思うソフトを体験版で試してみると良いでしょう。基本的なビデオ編集機能はどれもできますので、使い勝手や見た目の好みなど、機能以外の部分も比較してみてください。